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暮らしのマイトパルタ
呼んでねえよ
学生の時、バイトの飲み会で必ず中心になっている奴がいた。 高らかに乾杯の音頭をとって、先輩を持ち上げて、 自分が道化になって、歌って踊って盛り上げるいい奴だったのだが、 そいつは、まったく、バイトに関係ない奴だった。 つまり、呼ばれてもな... -
暮らしのマイトパルタ
lovely iron
「今、何が一番欲しい?」 そう聞かれて、金で買えるものが浮かぶことは少ない。 ただ、いろいろ思い返してみると、二つ欲しいものがある。 上等のアイロンと、センスのいいアイロン台。 この二つを店頭で見るたびに、いつも、買おうかなと考えてしまう... -
暮らしのマイトパルタ
理想的なお客様
お店はお客を選ぶ。 カフェでもレストランでも雑貨屋さんでも、 来て欲しいお客さんのイメージというものがあって、 「こういう人たちでお店が溢れていたら素敵だなあ」と思える、 理想の”お客さん像”がある。 だから、理想に近いお客さんはついつい優... -
暮らしのマイトパルタ
一を聞いて十を知る
思春期は変化が激しいお年頃なので、 同じ17歳だとしても、広い幅がある。 家庭環境がそうさせるのか、 大人みたいに現実的にものを考える子がいる一方で、 まだ小学生の延長で生きているような子もいる。 何かを教えても、 ぼーっとして、まったく集中で... -
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「誇り」と「pride」
高校生に英語を教えていると、 「頻出熟語」というのに出くわす。 テストによく出る、覚えておくべき熟語のことだ。 その中に、「take pride in」という、 「pride」に関する熟語が出てきたので、 アメリカ人が日常会話で、 どれほど「誇り」の話をする... -
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いろいろなYou
「お前の考え方はさぁ・・・」 友人と話をしていて、 ふと、自分が友人を「お前」呼ばわりしていることに気づく。 なんか偉そうだな・・・。 思い返してみると、 「お前」と呼んでいる友人がいる一方で、 どんな時も「〇〇の考え方はさぁ・・・」と名前... -
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賢治とワーズワース
イギリスの詩人・ワーズワースの言葉 「plain living, high thinking」(暮らしはつましく、想いは高く) を思い出したのは、宮沢賢治に関する本を読んでいた時だ。 賢治は、教職を辞した後、「羅須地人協会」という私塾を作り、 田畑で自給自足の生活... -
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人に聞く
先日、福岡の街なかで韓国男性アイドルのTシャツを着た人がいたので、 「あれ?」と思い、横を向くと、 同じTシャツを着ている人が何人かいて、驚いた。 そのアイドルは、メンバーの一人が徴兵に行っていて、 今、たいして活動していないはずじゃあなか... -
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伝統校のちから
萩に「明倫学舎」という観光名所ができた。 萩藩の藩校だった場所に建っていた小学校が移転するのに伴い、 その歴史ある小学校を資料館のような形で残して、観光地にしている。 江戸の藩校時代や明治の旧制中学時代のいろんな資料が見れるようになって... -
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パーソナルな関係
高校生の時、アメリカのシアトルにいたことがある。 日本の街しか知らなかった高校生がアメリカで驚いたことの一つは、 ホームレスが街にたくさんいたことだ。 日本でも田舎の方に住んでいた僕は、 東京や大阪のホームレスの人たちを知らなかったし、 ...