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6/23 ラップが来る日
(前回の続き) ラップはもっと「来る」と思っていた。 20世紀のラスト、ロックンロールがパンクロックを経て ヒップホップに流れ着いたという話だったので、 もっとラップは生活に根付くと思っていたが、 そうでもなかった。 昔の和歌のように恋文に想い... -
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6/22 TPOわきまえて韻をふもう
本屋で立ち止まる。 あれ、ラップが流行っているのかしら。 文芸評論の雑誌で特集が組まれているし、 フリースタイルラップバトルという 即興でラップしあう番組の話もよく聞く。 渋谷でサイファーしている(輪になってラップし合う)人も 増えたというし... -
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6/21 ヒーローらしいインタビュー
プロ野球の試合で活躍した人がお立ち台の上で叫んでいる。 「最高でーす!」 次の日も、その次の日も、お立ち台に上がった人は、 「最高でーす!」と言っている。 もう少し、他に何かないのだろうか。 これは、ジャイアンツの阿部慎之助が最初に言ったセリ... -
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6/20 「俺、ノーベル賞取るから」
大口を叩く人が好きだ。 大口叩いたり、大風呂敷広げる人は見ていて楽しい。 大学時代、短期バイトで一緒になった同い年の子もそういう一人で、 会って3日目に、「俺、ノーベル賞を取るから」と言ってきた。 慶応が東大か東京理大か忘れたが、 とりあえず... -
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6/19 モノとコトに興味はないけど
モノに興味が無い。 普段から物欲があまりない。 モノに興味がないと、人とモノの話ができない。 服の話、時計の話、デジタル機器の話。 コトに興味がない。 フットサルとか、華道とか、山登りとか、DIY生活とか、 そういうコトに興味が無い。 コトに興味... -
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6/18 意味がわかった瞬間
「おかえり」に対応する言葉は、「ただいま」だが、 「おかえり」も「ただいま」も挨拶なので、 もう意味は吹き飛んでしまっているが、もともとは、 「お帰りなさいました」「只今、帰りました」と 言葉自体に意味があった。 すべての挨拶はそういうものな... -
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6/17 旅立つ人にかける言葉
友人が旅に出た。 こういう時イギリス人だったら、 Have a good trip!と言うだろうし、 フランス人だったら、Bon voyageとでも言うのだろう。 いい言い回しだな、と思う。 日本ではこんな時、「行ってらっしゃい」とか「気をつけて」 というが、心配する気... -
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6/16 きききかんをきこう
世の中には、目で理解する人と耳で理解する人がいる。 普段はあまり意識されないが、 目と耳は感覚器官として全然違っていて 目からはビジュアルが、耳からは音が入ってくる。 それらを統合(?編集?)するものとして脳があり、 そこが言葉の領域だ。 誰... -
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6/15 自己象の更新
「学生の頃、バスケやってました?」 最近、こう言われることが多い。 バスケ。あと、サッカーとバレー。 違う。違うでしょ。 僕は、言わずと知れた野球ボーイでしょ。 最近全然バット握ってないけど、 心はいつもベースボールボーイでしょ。 だいたい、自... -
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6/14 日本で一番かっこいい男
1970年代、ジョン・レノンはチェ・ゲバラを 世界でもっともかっこいい男といった。 確かにゲバラは、文句無しにかっこよかった。 そして、時代の空気を体現した男でもある。 誰もが認めるかっこいい男。 今で言うとそれは誰になるんだろうか。 好みや価値...